『【AFP=時事】宇宙開発企業スペースX(SpaceX)を率いる実業家イーロン・マスク(Elon Musk)氏は26日、ウクライナ政府の要請を受け、同社のインターネット通信衛星「スターリンク(Starlink)」によるサービスをウクライナで開始したと明らかにした。
サービスの開始は、ウクライナのミハイロ・フョードロフ(Mykhailo Fedorov)副首相兼デジタル転換相の要請を受けたもの。
同副首相はマスク氏の投稿の10時間前、ツイッターに「あなたが火星を植民地にしようとしている間に、ロシアがウクライナを占領しようとしている! あなたのロケットが着陸に成功している間に、ロシアのロケットがウクライナ市民を攻撃している!」と書き込んだ。
現在、ロシア軍の侵略で国を守るために戦っているウクライナ。
そのウクライナ政府のミハイロ・フョードロフ(Mykhailo Fedorov)副首相兼デジタル転換相からネット環境を維持するために、インターネット通信衛星「スターリンク(Starlink)」によるサービスを使わせてほしいとイーロン・マスクに依頼。
最近の戦争はサイバー戦争とも呼ばれ、ネットが大きなパワーを持ってきている。 一般市民もツイッターやYoutubeなどのSNSを通じて、マスメディアではなく個人の映像や状況説明がアップされ、それが全政界に広まるような世界だ。
宇宙からネット情報を受け取れれば、ロシアのネット妨害対策にもなるからね。
それにしてもイーロン・マスクは凄いね。
海外に住んでいるウクライナ人にとっては、かなりの朗報だね。 ネットさえあれば、安否確認もできるし、実際に起こっていることを発信できる。
アメリカのバイデン大統領も、こうした民間のウクライナへのバックアップは嬉しいのではないか。 アメリカの国の通信衛星を使うとなれば、様々な世論を気にしてなかなかOKしずらいだろうけど、民間であればイーロン・マスクの鶴の一声で実現できるわけだからね。
そう考えると、イーロン・マスクの権力も国家首脳のレベルだね。