葛西紀明、最高のカムバック!50代での快挙

51歳のジャンプ王者

 『<ノルディックスキー・ジャンプ:TVh杯>◇3日◇札幌市大倉山ジャンプ競技場ヒルサイズ=HS137メートル)

 レジェンド葛西紀明(51=土屋ホーム)が逆転優勝した。
   国内大会での優勝は22年1月30日雪印メグミルク以来2シーズンぶり、50代では初。

 1回目125メートルで4位。2回目は130・5メートルに伸ばして順位を上げた。
 優勝が決まると「やったー! よっしゃー!」と拳を挙げて歓喜

 表彰台の中央に立ち「やっと戻ってきました」と笑顔を見せた。

 おとろえ知らずの51歳。「この年ですごいじゃないですか。まだまだ頑張ります」と元気いっぱい。W杯札幌大会(17日開幕)の代表入りが決まっており、16日の予選を通過して本戦に出場すれば、ギネス世界記録を更新する通算570試合目をマークする。

 「この優勝で自信は少しついた」と手応えを感じていた。』  

  メチャクチャすごい優勝だ。
  ノルディックスキー・ジャンプのレジェンド葛西紀明が逆転優勝を成し遂げた。

  51歳で現役ジャンパーというだけでも凄いと思う。
  大体、一般的に体力面で大きな差がある10代、20代の若いジャンパーと同じ条件でプレーしているのだ。

  葛西は10代からスキージャンプをはじめ、40年もの間ジャンプ界をリードしてきた。
  冬季オリンピックにはアルベールビルに始まり、リレハンメル、長野、ソルトレイクシティトリノバンクーバー、ソチ、平昌と7回も出場しているのだ。

  葛西スキージャンプのレジェンドと言われるゆえんだ。

  だけど、日本で行われた長野オリンピック
  ジャンプでは団体で金メダルを取って日本中が沸いた長野オリンピックだが、葛西紀明は個人では出場したが、団体メンバーからははずれた。その悔しさを糧にしたとも言われている。

  スキージャンプって高所から滑り飛ぶので危険とも隣り合わせ。着地の時には足や膝、足の筋肉などが鍛えられていないと大怪我をする。

  そんなジャンプ競技において50代で現役というだけでも凄いのに、そこで優勝するなんて言葉にできないよ。

  2回目は130・5メートルに伸ばして順位を上げ逆転。 130メートル超えができること自体凄すぎるだろ。

  長野オリンピック金メダルを取った岡部原田など他の選手はとっくに引退して指導者になっている。

  W杯に出場している選手は出ていないとはいえ、TVh杯は有名な大会だ。 そんなところで葛西が優勝したのは、中高年世代に勇気を与えたよね。

  才能がある人が努力を続ければ、ここまでできるということだね。
  次回はW杯での活躍も期待できそうだね。