プーチンの亡命計画暴露
『ウクライナでの苦戦が伝えられるロシア軍だが、もしもロシアが戦争に負けた場合には、ウラジーミル・プーチン大統領は国外に「逃亡する計画」があるという情報が浮上した。
これはプーチンの元スピーチライターが暴露したもので、「ノアの方舟作戦」という名で密かに準備が進められているという。
政治アナリストでもあり、2018年からイスラエルに亡命している元クレムリンのスピーチライター、アッバス・ガリャモフは、信頼できる情報筋からの情報として、ロシア政府がウクライナとの戦争で敗北した場合の計画を春から練っており、そこにはプーチンと上層部がベネズエラに逃亡する計画も含まれていると明かした。
「私は通常は情報筋からの話を明かさないが、今日は例外だ。第一に、私はその情報源を非常に信頼しており、第二に、その情報が非常に興味を引くものだからだ」とガリャモフは12月7日、自身のテレグラムチャンネルで述べた。
ガリャモフによると、この逃亡計画は「ノアの方舟作戦」と呼ばれている。プーチンの逃亡先の最有力候補にはアルゼンチンやベネズエラが挙がっており、当初は中国も検討されていたという。
「(ノアの方舟という)名前が示すように、自国で困難な状況になった場合に行ける新天地を見つけるというものだ」とガリャモフ。
「プーチンの側近は、彼が戦争に負け、権力を失い、急いでどこかに逃げざるを得なくなる可能性を排除していない」
■ 国営企業幹部がプーチン逃亡計画を手配 情報筋はガリャモフに、ロシア国営エネルギー大手ロスネフチのユーリー・クリーリン副社長が、ベネズエラ逃亡計画を手配していると明かしたという。
「彼(クリーリン)は今夏に(ロスネフチから)正式に退職し、今は『ノアの方舟』に完全に専念している」とガリャモフは言う。
「彼は米国の市民権を持ち、素晴らしいコネクションもある。カリフォルニアのヘイワード大学を卒業し、BPの組織で働き、広報担当ディレクターという高い地位にも就いていた」
ニューズウィークが調べたところ、クリーリンは現在もロスネフチの副社長兼チーフ・オブ・スタッフとして、ウォール・ストリート・ジャーナルの企業プロファイルを含む複数のサイトに掲載されている。
ガリャモフは「残念ながら、私の情報筋はこれ以外の詳細を把握していないが、彼の話は十分理解できる。彼ら(ロシア)が『すべて計画通りに進んでいる』と言うときは、どの計画なのかを明らかにすることに意味がある。彼らは複数の計画を持っているようだ」と指摘している。』
ロシアのプーチン大統領は動員令を発動したにもかかわらず、ウクライナでの苦戦が伝えられている。
そんな中、飛び出してきた「プーチン逃亡計画」。
ロシアで動員令を発動して以来、ロシア国民のプーチン支持率も下がってきていると言われている。 ロシア国民も強いリーダーを支持するという伝統はあるものの、やはり自分の身近な人達が戦争に駆り出され、帰ってこないリスクもあるとなれば現実味が違ってくるのだろう。
これまでは自分とはあまり関係ない感じで対岸の火事のような意識だったのが、自分達の身近に戦争というものが迫ってきたら心変わりも仕方がないだろう。
しかも、動員された人達のモチベーションは低いともいわれている。
ろくに軍事訓練を行われずに前線に送り出されるとか、銃を衣服を始めまともに支給されないとか、ロシア兵の士気が下がっているニュースが幾度となく流れてきている。
それにジョージアを始め、ロシア人がVISAなどあまり気にしなくていい国には、動員令回避したい人達が大勢ロシアを後にしている。
大義名分で自分の命や未来を捨てる気がない人達。IT関係者などロシアからの人材流出もクローズアップされてきているよね。
ロシアの大義名分もプーチン大統領の考えのもの。しかも、プーチンの方針に逆らえないような法律を作り、厳しい管理に置く社会の中で発せられている。
動員された兵亡くなっているいる最近では、「人は誰でも死ぬ」というような発言をプーチン大統領がしたというニュースも流れた。
それなら自分は何かあれば責任を取って潔く死ぬのかというと、この計画を見るとプーチン大統領自身は自己保身に走っている。
まあ、多くの独裁者がこのような行動をとることは歴史が証明している。
いざとなった時の方法を考えておくのはリーダーの鉄則だから、プーチン逃亡計画自体には大して驚きもないけど。
そのプーチン大統領の逃亡先に南米のベネズエラやアルゼンチンが挙がっているらしい。
ベネズエラは納得だ。
かつては民主主義で石油輸出国でもあったベネズエラは南米の優等生であった。
しかし、ウーゴ・チャベス政権では社会主義体制となり、反米に転じた。民主主義路線は失われ、チャベス独裁政権のようになった。
キューバを始め、ロシア、イラン、中国などと友好を深め、チャベス大統領が亡くなった後を継いだ、現在のマドゥーロ大統領も同じ路線を行っている。
ロシアのプーチン大統領としては、国との関係も良好で、隠れ家的な地域がいくつもある南米は最適なのかもしれない。
アルゼンチンに関しては、ちょっと意外だったな。
南米の政治は安定しているとは言い難いし、かつては独裁政権も続いたアルゼンチンだが、現在、そこまでロシアとの繋がりが強いとは思わなかったけどな。
かつてはナチス・ドイツ関係者の亡命を多く受け入れたアルゼンチンだから、そういう亡命者を受け入れる土壌があるのかもしれない。
まあ、国土が広い分、プーチン大統領が隠れるのにいい場所があったのかもしれないけどね。
ただ、国内の政治的クーデターの亡命と違って、プーチン大統領の場合は、西側諸国から目の敵にされているからね。
それだけでなく、ウクライナ侵攻によって国際制裁を受け、動員令まで敢行して、外資撤退や人材流出を招きロシア経済を疲弊させてきた。
ロシア国民の生活は苦しくなったのに、当のプーチン大統領とその側近連中だけはよその国でのうのうと優雅な暮らしをしているとなると、ロシア国民の恨みも出てくるだろう。
プーチン暗殺計画だってあるかもしれない。
今だってロシアでプーチン大統領は暗殺計画にかなり敏感になっているようだしね。
プーチン大統領が、国際制裁を受けている中で、どこまで資金を移動させて、安全を確保するのか。 はたまた、アメリカを始めとする西側諸国がそれを阻止するのか。
プーチン大統領の逃亡を受け入れるということは、その受け入れ国にとっても不利益を被る可能性が大だから、どうなることやら。
その分、ロシアからの見返りがあればいいけど、権力を失った後ではそれも難しいのではないかな?
隠し資産をこっそりを動かせるなどできれば別だろうけど。
日本では顧客確認など厳しくなってきているけど、世界ではまだ緩い取引所がある仮想通貨などが狙われるかもしれないね。
国際政治や経済も大きく影響されるプーチン大統領の行動に要注目だね。