女装姿で逮捕(イラク)
『【AFP=時事】イラク北部クルド人自治区で6日夜、女装した画像をインスタグラム(Instagram)に投稿したとして、メーキャップアーティストの男性2人が逮捕された。
同自治区の中心都市アルビル(Arbil)の検察筋が7日、AFPに明かした。
検察筋によると、逮捕されたのはラス・ハウタさん(17)とリナス・ファディル・アリさん。ハウタさんには6万人超、アリさんには56万人超のフォロワーがおり、それぞれのインスタグラムのアカウントには顧客の画像も掲載されている。
ソーシャルメディアではここ数週間、アルビルで行われた新メディアの立ち上げパーティーに女装して出席した2人の動画が拡散されていた。
検察筋は、「女装した」2人によって「わいせつな画像」が投稿され、「診断書によって2人が男性であることが立証された」ため警察が動いたと説明した。
クルド人自治区は寛容な地域だと自称することが多いが、実際にはイラクの他の地域同様、保守的な価値観が支配的となっている。
イラク全土でここ数か月、LGBTQ(性的少数者)に対する逆風が吹いている。連邦議会は8月、同性間の性的関係に死刑を科すこともできるようにする法案の審議を開始した。
年初には連邦当局がソーシャルメディアの「わいせつなコンテンツ」撲滅キャンペーンと称し、ユーチューブ(YouTube)やティックトック(TikTok)の多数のユーザーを拘束した。【翻訳編集】AFPBB News』
女装した画像をインスタグラム(Instagram)に投稿して、男性2人が逮捕された事件。
日本だと何でもない行為。
西欧やアジアでもタイなどLGBTQ(性的少数者)に寛容になって権利を認める流れがある一方で、このイラクやイランなどLGBTQ(性的少数者)に厳しい罰則を設けている国もある。
日本のメスメディアはアメリカ、ヨーロッパのニュースがメインになっているので、ゲイやレズと言って疎外されていた性的少数者の人権や権利を認めるのが世界の兆候と思っている人も多いかもしれない。
ウクライナ戦争を仕掛けたロシアも反LGBTQ(性的少数者)国だ。
実際、ロシアでは同性愛宣伝禁止法という法律を成立させている。
LGBTQ(性的少数者)については、このように2つの両極端の流れが世界にあるのだ。
だから、LGBTQ(性的少数者)にとっては、どこで暮らすかによって幸福度は天と地だと思われる。
イスラム教国家では願して性に厳しいが、「女装した」2人は「わいせつな画像」という認識になってしまうんだね。
イラク社会の性に対する基準がはっきりわからないので何とも言えないが、日本ならギャクとして笑って許されることだよね。
ただ、不可解なのはラス・ハウタさんとリナス・ファディル・アリさんはイラク人だろう。 イラク人であれば、イラク社会やイラク警察の行動も予想されるものだったんじゃないか???
それともイラクだけどクルド人自治区だから、大丈夫だと思ったのだろうか。
まあ、実際にインスタグラムにアップしなければ大丈夫だった可能性は高い。
だけど、この二人はインスタグラムのインフルエンサーだろう。
アリさんには56万人超のフォロワーがいるんだから、インスタからSNSで動画拡散という炎上状態になると思わなかったのだろうか???
今やSNS社会で1時間でもかなり拡散されてしまう時代だ。
SNSでバグれば、イラク警察の目に留まるというのは当然考えられることだろう。
LGBTQ(性的少数者)に対する逆風が吹いているイラクでは、連邦議会は8月、同性間の性的関係に死刑を科すこともできるようにする法案の審議を開始したというんだから、もっと敏感になるべきだった気がするんだけど。
日本人や西欧人などの LGBTQ(性的少数者)を認めようという国で育った人なら、価値観の違いで対応を間違ったという事も理解できるんだけど・・・。 若いからそこまで考えられなかったということかな?
ただはっきり言えるのは、言葉で騙されないという意識を持たないといけないということ。
イラクでは女装姿が「わいせつなコンテンツ」に当たるらしい。
日本やタイなどで問題にもならないことだけど。
国が変われば法律が変わるというのは当たり前だけど、海外へ行っても、どうしても自分達の価値観で見てしまうよね。
海外旅行の際は事前の情報収集が益々必要になってくるね。
SNSは世界的に使われるようになり便利になったけど、インスタ、Youtube、TiktokなどのSNSへのアップは気を付けないといけない。
それだけで人生が潰れてしまうという可能性があるという事を理解しておかないといけないね。